看護師の「転職サイト」の多くは職業紹介
求人を見るだけのサイト(求人広告)と違い、担当者が希望を聞いて求人を紹介し、応募や面接の日程、条件の調整を代わりに行うサービスは、職業紹介事業にあたります。職業紹介を有料で行うには、厚生労働大臣の許可が要ります。
紹介の手数料は、原則として採用する側が払います。法律上、求職者から手数料を取れるのは、一部の職種(芸能家・モデル、年収が一定額を超える経営管理者・科学技術者・熟練技能者)に限られています。
出典: 厚生労働省「職業紹介事業の業務運営要領」 https://www.mhlw.go.jp/general/seido/anteikyoku/jukyu/syoukai/dl/06.pdf (2026-10-26 確認)
許可番号を確かめる
職業紹介事業者は、許可番号(「13-ユ-000000」のような形)を公式サイトに載せています。厚生労働省は、事業者に許可番号を尋ねるか、人材サービス総合サイトで確かめるよう案内しています。このサイトには、許可を受けた、または届け出た事業所が載っています。
2025年4月からは、職種ごとの平均の手数料率なども、このサイトに載せることになっています。
出典: 厚生労働省 人材サービス総合サイト https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb/ 、厚生労働省の資料 https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000653346.pdf (2026-11-01 確認)
医療分野の「適正事業者」の認定制度
医療・介護・保育の分野では、厚生労働省の委託を受けた一般社団法人 日本人材紹介事業協会が、適正な有料職業紹介事業者の認定制度を運営しています。認定を受けた事業者は、分野・職種・名称・エリアで探せます。
認定は「一定の基準を満たしている」ことの目安で、紹介される求人の数や合う・合わないを保証するものではありません。
出典: 日本人材紹介事業協会「認定事業者活用ガイド」 https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/cmn/img/certifications/guide.pdf 、厚生労働省 認定事業者一覧(PDF) https://www.mhlw.go.jp/content/11651500/001005678.pdf (2026-11-01 確認)
2〜3社の使い分け
紹介会社ごとに、取引のある病院・施設や得意な地域が違います。よく紹介される使い分けは次のとおりです。
| 目的 | 見るところ |
|---|---|
| 求人の幅を見たい | 対応地域、扱っている職場の種類(病院・クリニック・訪問看護・介護施設など) |
| 相談しながら進めたい | 連絡の方法(電話・LINE・メール)、面談の有無、書類の添削や面接の準備の案内 |
| 条件の調整を任せたい | 給与・勤務の条件の交渉を代わりに行うと案内しているか |
連絡が多すぎると感じたら、連絡の方法や時間帯を最初に伝えておくと、やり取りを減らせます。
気をつけたいこと
- 2025年から、職業紹介事業者が求職者に「お祝い金」などの金銭を渡して勧誘することは、原則としてできなくなっています。お祝い金を強く打ち出すサービスは、条件をよく確かめてください。(出典: 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/boshuujouhouteikyou.html 、2026-10-26 確認)
- 「必ず年収が上がる」「非公開の好条件の求人を独占」などの言い切りは、根拠を確かめてから判断しましょう。
まとめ
看護師向けの転職サービスは、許可番号と認定の有無を公的なサイトで確かめてから、目的に合わせて2〜3社を使い分けるのが基本です。
職場の種類から考えたい方は「看護師の職場の種類と働き方の違い」、進め方は「看護師の転職の進め方」をご覧ください。
